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2020年2月 7日 (金)

「稲荷神社」 兵庫県加古川市平岡町

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「稲荷神社」

主祭神 保食神(うけもちのかみ)
配祀神 なし
建立年 不明
所在地 兵庫県加古川市平岡町新在家1031

加古川市平岡町新在家(しんざいけ)にある小規模な稲荷神社。
食物の神である「保食神」を祀っている。

*

 

20190415_050903352_ios「神社外観」

鳥居はなく、神社の周囲は、玉垣の代わりにコンクリート製のブロック塀で囲まれている。
たいていの神社は、入り口からまっすぐ参道をたどった先に本殿が建立されているが、こちらの本殿は、神社の入口の左手にあたる北側に建立されている。

現在、神社の南側には新在家公会堂が建てられており、公会堂のすぐ手前には、旧街道の「山陽道」が、南東から北西に向かって通っている。
もしかすると、本来の入り口は、境内の南側にあたる場所にあり、現在公会堂のある場所を南北に突き抜けて、旧街道にまで参道が伸びていたのかもしれない。
しかしながら、神社の入り口は必ずしも本殿の正面に設けられるものでもないようだ。

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「本殿」

大人の背丈ほどの小さな木製の本殿が、玉垣で囲まれた聖域に南向きに建立されている。
「兵庫県神社庁」のウェブサイトによると、こちらのお社を管轄している神社は、新在家の氏神である「野口神社」であり、例祭日は「10月15日」となっている。

他府県の神社庁のサイトでは、小規模な神社の情報は掲載されていないこともあるが、兵庫県神社庁では、「無挌社」に分類されるこのような小さな神社でも、主祭神や所在地などの詳細な情報が余すことなく記載されている。

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「境内摂社・末社」

「摂社」とは、「本社」の本殿に祀られている主祭神とゆかりのある神(夫婦関係や親子関係にある神など)の祀られている小さなお社のことで、それ以外の神が祀られているお社を「末社」という。

こちらの神社には、本殿に向かって左側に木製の摂社(写真上)と、本殿の敷地内に石製の小さな末社?(写真下)が見られたが、そのどちらにもご神体の姿はなく、外観だけが残されていた。

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かつて私が暮らしていた家は、こちらの神社から歩いて数分くらいの場所にあった。
小学生当時、同じ地区に住む1年生から6年生までの児童が、十数人ほどの男女のグループに分かれて集団登校をしていた。
神社の南側にある新在家公会堂が、私たちのグループの集合場所になっていたのだが、集合場所として大人が勝手に決めた公会堂は専ら「ランドセル置き場」であり、私たち子供にとって、本当の集合場所は、この「稲荷神社」だった。

当時は、榎と思われる二本の大きな木が境内に生えていて、神社の境内の北東(写真上)には、四人乗りの箱型ブランコが設置されていた。
登校前の待ち合わせ時間に境内で野球をしたり、神社のブランコに乗って遊ぶのが、当時の私たちの常であった。

箱型ブランコには、列車のボックス席のようにして二人~四人で向かい合って座るのが普通の乗り方なのだが、私を含めた腕白盛りの男の子たちの乗り方は少し違っていた。
「漕ぎ役」の二人が、向かい合って並んでいる椅子を跨ぐようにしてそれぞれがブランコの両側に分かれて立って乗り、漕ぎ役の二人の内側に「乗客」の二人が座った。
漕ぎ役の二人は、箱型ブランコの二つの椅子を連結している中央の底板が、がしゃん! がしゃん! と近所中に響き渡るくらいの大きな音をたてながら、椅子の裏側に激しく打ち付けられるほど思いっきり漕いだ。
そのおかげで、ブランコの支柱を固定しているコンクリートの表面に亀裂が入り、私たちがブランコを漕ぐたびに、今にも地面から支柱が外れてしまいそうになるほどにブランコ全体が振動した。

ブランコの奥には榎の木があって、ブランコの底板を固定している留め具が榎の木の幹に毎回当たるおかげで、樹皮の表面が深くえぐられて傷がついていた。
言うなれば、神社の境内に植えられている榎の木は「ご神木」なのだが、当時の私たちはそんなこともおかまいなしに、木の幹のできるだけ高い場所に傷を付けようとして、ご神木である榎の木を破壊する勢いでブランコを漕いでいたのである。
その傷は、あれから40年ほどが過ぎた今でも、まだ木の幹に残されていた(写真下)。

また、先述したように、柔らかいビニール製のおもちゃのボールを使って、右手をバット代わりに境内で野球をすることもあった。
神社を囲っているブロック塀の外側までボールが飛ぶと「場外ホームラン」、神社のご神体である本殿にボールが当たると「スリーベースヒット」とされた。
そのために私たちは競って、本殿めがけておもちゃのボールをぶつけていたのである。

「罰当たり」だと、大人たちは子供たちを叱るだろう。
けれど、稲荷神社の「神様」は、私たちを罰することはなかった。

今、神社の境内に、子供たちの声が聴こえることはない。

 

平成31年4月15日参拝 ウィルカ




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