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2020年2月20日 (木)

「大歳神社」 兵庫県加古川市八幡町

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「大歳神社」

主祭神 大年神
配祀神 なし
建立年 不明
所在地 兵庫県加古川市八幡町野村363

兵庫県加古川市八幡町の「野村」の集落の片隅に建立されている小さな祠。
「大年神(おおとしのかみ)」をお祀りしている。

 

*

 

20200210_035406493_ios 「本殿」

高さ140センチほどの石製の本殿。
墓石などと同じ御影石(花崗岩?)が使われている本殿は、見た目もさることながら、様式も現代風で新しく、かつて同じ場所に存在していたと思われる古い木造の本殿を、こちらの新しい石製のものに作り替えたのだろうと推測される。
「兵庫県神社庁」によると、こちらの神社にお祀りされている祭神は、豊年を司る穀物神の「大年神(おおとしのかみ)」で、「大歳神社」と記されている。
「須佐之男命(すさのおのみこと)」の子である「大年神」は、同じ穀物神である女神「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」と兄妹の関係にある神であり、秋田県の「ナマハゲ」などと同じ、毎年の正月に村の家々を訪ねまわる「来訪神」でもある。
「お稲荷さん」として信仰されている妹の「宇迦之御魂神」と同じく、兄の「大年神」もまた、村や町に暮らす民衆たちに最も身近に親しまれてきた神様であろう。

 

20200210_035307879_ios 「青面金剛」

大歳神社のすぐ南側に隣接する土地には、仏教の「青面金剛明王(しょうめんこんごうみょうおう)」を祀る祠が建立されている。
祠の向かって左脇にある古い石碑に、その御名を示す「青面金剛」の文字が彫られている。
祠を戴いている台座と祭壇は、大歳神社本殿と同様に新しい様式のもので、もともとあった古い祠の下に、あとから据え付けられたものだと考えられる。
お祀りされている「青面金剛」は、人間の体内に棲むと伝えられる「三尸(さんし)」と呼ばれる悪虫を押さえる神(仏)とされ、もともとは、中国の「道教」の思想に由来する異教の神であった。
仏教では、「天部(てんぶ)」、「明王(みょうおう)」、「菩薩(ぼさつ)」、「如来(にょらい)」に分かれた四つの神格があり、異教の神であった「明王」に属する「青面金剛」は、ほかの「不動明王」や「孔雀明王」などとともに、「仏教に帰依しない者を教化し、仏界を脅かす煩悩や悪を調伏し、仏教を守護する仏」と説かれている。

 

20200210_035432515_ios 「境内」

写真手前側が「大歳神社」の境内、向かって左奥の少し高くなっている場所が、「青面金剛」をお祀りしている祠の境内となっている。
どちらの境内にも、本殿のほかには鳥居も何もなく、県道沿いの細長い草地に、小さな祠だけがぽつんと並んで鎮座してている。
大歳神社本殿の手前の土地は少し盛り上がっており、そこに何らかの建物があったことを思わせる遺構らしきものが見られる。

<終わりに>
兵庫県神社庁のサイト内に掲載されている「大歳神社」の住所は、「加古川市八幡町野村字谷口359」となっているが、実際には少し南側に外れた場所に「大歳神社」がある。
一般に公開されているグーグルマップには、こちらの「大歳神社」の位置情報は掲載されていなかった。
本記事冒頭に記載されている「兵庫県加古川市八幡町野村363」という住所は、兵庫県神社庁のマップをもとに現地を訪れた私が、グーグルマップに情報の公開を申請したときに表記された住所である。
本来の「大歳神社」は、兵庫県神社庁のマップに示された位置に存在していたのだろう。
しかしながらその場所は、現在では「畑」のようになっている。
上の写真に見えているガードレールは、神社のうしろに通っている「県道84号線」のものであり、かつてはその道路上に神社があり、県道の建設のために本殿を現在の場所に移設したのかもしれない。
県道84号線は私もよく利用する道路だが、兵庫県神社庁のサイトを見るまでは、このようなところに神社があるとはまったく知らなかった。
おそらく、だれかに教えてもらわない限り、私は今後もずっと神社の存在を知らずに、車で県道を通り過ぎていたことだろう。

こちらのお社にお参りさせていただく機会を与えてくれた兵庫県神社庁と神様に、心から御礼を申し上げます。

 

令和2年2月10日参拝




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コメント

ご無沙汰してます。ご指摘の通り穀物の神様なんで、農村には集落ごとに大歳神社があります。ご覧の通り専属の宮司がいるわけではないので、うちの村では十数年に一度「守役」が回ってきます。季節ごとの境内の掃除、新年の飾りやしめ縄の設置、まつりごとの進行役などを行います。私も十年ほど前に経験しました。

キングビーさん、こんにちは。
大変ご無沙汰しています。お元気でお過ごしでしょうか?
さて、私が運営していた「太陽の子エステバン」のファンサイトのほうは、現在は更新も休止し、メインブログとして始めたオンラインゲームのブログも廃し、今後はライフワークとして、地元や各地の神様をお参りすることに決め、細々とこちらでブログに綴ってゆくことにしました。
宮司も巫女さんもいない小さな無人の神社は、やはり地元の方々が大切にお世話をされていたのですね。
私にはその経験はありませんが、せめて、できるだけ多くの神社にお参りをして、手を合わせることだけでもできればいいなと思います。

それから、かわいい「カトリちゃんたち」の年賀状ありがとうございました^^
筆不精で、お返事も差し上げずに、大変申し訳ありません(汗)
またいつかみなさんでお会いいたしましょう♪

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