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2020年3月16日 (月)

「松本稲荷神社」 兵庫県明石市魚住町

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松本稲荷神社

主祭神 宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)?
配祀神 なし(地蔵菩薩)
建立年 不明
所在地 兵庫県明石市魚住町

明石市の西端の街、魚住(うおずみ)の野池の傍に鎮座している、私設?の稲荷社。

*

 

20200309_072726512_ios「鳥居」と「本殿」

朱色の鳥居の背後に、コンクリート製の拝殿に覆われた木造の本殿が納められている。
鳥居の形状は、神宮に代表される「神明鳥居(しんめいとりい)」に似ているが、鳥居最上部の「笠木(かさぎ)」と平行して設けられている「貫(ぬき)」が柱の両端から突き出ていて、なおかつ、貫と柱とが交差する箇所に「楔(くさび)」も設けられてあり、神明鳥居のそれとは異なる。
いっぽう、笠木と貫の間には「松本稲荷」と称された「額束(がくづか)」があり、「明神鳥居」のようにも見えるが、笠木の下にあるはずの「島木(しまぎ)」が存在せず、笠木の両端が反り返っていないため、明神鳥居とも形状が違っている。
柱の裏側に「平成二十六年三月吉日」と記銘があり、近年になって独自の様式で制作・奉納された鳥居だと思われる。

また、こちらのお社は、どんな小さな神社も漏れなく掲載されている「兵庫県神社庁」のウェブサイトにも、その場所や情報が一切記載されていない。
額束に記されている「松本稲荷」を調べてみたが、目ぼしい情報を得ることはできなかった。
「稲荷神社」の御名があるので、「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」か「保食神(うけもちのかみ)」のどちらかの神様をお祀りしているお社であることは間違いないが、企業の敷地内や個人の邸宅に見られるような「私設の稲荷社」なのではないかとも考えられる。

 

20200309_072749314_ios鳥居の手前のスペースには、コンクリートで舗装された小さな参道の両脇に「百度石」と「手水舎」が設けられている。
地面に残されているドーナツ状のものは、鳥居の柱を支えていた基礎の一部なのだろうか?
手水舎には、「昭和六年一月 〇〇人 山崎は〇」(〇の部分は判読不明。「奉納人」? 「はる」?)と彫られていた。
「山崎はる」?という女性?が、こちらの稲荷社を建立した方なのかもしれないが、情報がない今となっては、私には知るすべもない。
昭和六年(1931年)といえば、今から89年前であり、成人されてから手水舎を奉納されたとすれば現在は109歳で、ご存命されている可能性は極めて低い。
しかしながら、「山崎はる」さんのお名前は、手水舎が撤去されない限り、私たちが死んでからもこちらのお社とともに残り続けるだろう。

 

20200309_073408921_ios本殿の脇に建立されている「地蔵堂」。
真新しいお茶とお菓子がお供えされている。
ほかの神様や仏様の名前は知らなくても、「お稲荷さん」と「お地蔵さん」の名は、日本人なら子供から大人まで誰もが知っているだろう。
「仏教」では、「如来(にょらい)」に次ぐ「菩薩(ぼさつ)」の名を持ちながら、六道(地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道)にあるすべての魂の救済を成し遂げるために、その名を捨て、唯一人、地上に残った仏=「地蔵菩薩(じぞうぼさつ)」。
「地母神」や「道祖神」とも習合され、「子供の守り神」としても篤く信仰されている「お地蔵さん」は、神道の「お稲荷さん」とともに、人々からもっとも愛されている「神様」と「仏様」だろう。

 

20200309_072958063_ios野池の南側の小さな一角に、時代の変遷と周囲の開発から取り残されたようにして「松本稲荷神社」が存在している。
神社の数百メートルほど北側には、「加古川バイパス(国道2号線)」と「第二神明道路」を繋ぐ「明石西インターチェンジ」があり、インターチェンジを乗り降りする自動車が、神社のすぐ西側に通じている「県道514号線」を蟻の群れのように往来している。
この「県道514号線」は、バイパスを越えた先で「県道84号線」となり、その道を北に5~6キロメートルほど進むと、加古川市八幡町の集落に建立された「大歳神社」に辿り着く。
近くには、かつてはドライブインだった複合型の大型商業施設があるが、こちらの神社にわざわざ足を運んでお参りする人はほとんどいない。
隣町に住んでいる私も、明石西インターから車で降りてくるときにいつも車窓から見えていた「名前も知らない小さな神社」の存在は、以前からずっと気になっていたものの、とくに訪れることはしなかった。
今回故あって、こちらの神社にお参りできたことは「ありがたい」ことである。
たとえこちらのお社が、個人により建立された神社であったとしても。

 

令和2年3月9日参拝




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